育児休暇のとり方・利用方法

育児休暇

育児休暇とは、子供を養育する労働者が、法律に基づいて取得出来る休業の事です。育児休業と呼ばれていますが、一般的には、育児休暇という名称の方が馴染んでいます。

 

育児休暇を取得するには、条件があります。育児休暇を取得出来るのは、同一企業主に引き続き1年以上雇用されている場合と、子供が1歳に達する日を越えて引き続き雇用されることが見込まれている場合の2条件です。この条件を両方満たす場合に、育児休暇を取得する事が出来ます。派遣の場合には、同事業主に1年以上雇用されている事が条件となり、日雇い契約の場合は、条件を満たしていない事になります。

 

基本的には、子供が1歳に達するまでの間に取得出来ますが、例外として、保育所に入所希望を出し、かつ申し込みをしているが、入所待機中である場合と、子供を養育している配偶者がやむを得ない事情により養育出来ない状態になった場合に、子供が1歳6ヶ月に達するまで、育児休暇を取得する期間を延ばす事が出来ます。また、母親に与えられている産後休業期間、つまり出産日の翌日から3週間取得する事の出来る産休は、含まれません。

 

また、育児休暇は男女に関係なく取得する事が出来ます。しかし、父親、母親とも、一人の子供につき1回までしか取る事が出来ません。